【Canva利用者必見】デザインの印刷方法を徹底解説!トラブルへの対処法まで紹介

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「Canvaでデザインを作ったけど、印刷方法がわからない…」と多くの方が悩んでいます。Canvaで作成したデザインを美しく印刷するには、コツが必要です。

この記事では、Canvaで作成したデザインを印刷する具体的な方法や、印刷品質を高める設定を解説します。予想外の印刷トラブルの対処法も紹介しているので、参考にしてください。Canvaでのデザインを、手軽かつ美しく印刷する方法を学びましょう。

Canvaで作成したデザインを印刷する方法

Canvaで作成したデザインを印刷する方法は以下のように複数あります。

  • 自宅プリンターで印刷:プリンター設定を確認してから印刷する
  • コンビニでのプリントサービスを利用:対応するファイル形式に変換してUSBなどで持ち込む
  • オンライン印刷サービスを使用:サービスごとの指示に従ってアップロードする

それぞれの方法には独自の手順があるため、スムーズに印刷するには手順を正確に理解することが不可欠。印刷品質を確保するには、Canvaの設定にも注意が必要です。Canvaのデザインを印刷する手順を詳しく解説していきます。

自宅プリンター

自宅プリンターでCanvaのデザインを印刷する際は、プリンターに合わせて、適切な紙を選ぶことが大切です。インクジェットプリンター用の紙とレーザープリンター用の紙では、印刷結果が大きく異なるためです。プリンターの設定で用紙タイプと印刷品質を正確に指定すれば、イメージ通りに印刷できます。

CanvaからダウンロードしたPDFファイルをプリンターに送信する際は、細かな設定が必要です。両面印刷を行う際は、プリンターで両面印刷の設定をしなければなりません。カラー印刷の際はインクの残量をチェックし、必要に応じてインクカートリッジを交換しましょう。

印刷前にはプレビュー機能を利用して、デザインのレイアウトが正しいかを最終確認をします。用紙のサイズや向きを適切に設定し、余白でデザインが見切れないよう調整しましょう。プリンタードライバーがアップデートされていないと、印刷品質に影響が出ます。定期的にアップデートを行うのがおすすめです。

プリンター本体のメンテナンスも重要です。ノズルチェックやクリーニングを定期的に行い、最高の印刷品質を保てるようにしましょう。

プリンターの設定を正しく行えば、自宅プリンターでも美しく印刷できます。

コンビニのプリントサービス

コンビニのプリントサービスは、さまざまな文書や画像を気軽に印刷できる便利なサービスです。多くのコンビニで利用できます。店内に設置されたマルチコピー機で印刷します。

USBやクラウドサービスを利用して、必要なファイルを直接印刷機に送りましょう。PDF形式のファイルが主に使われます。フルカラーや両面印刷など、複数の印刷オプションが選べるため、用途に合わせた印刷が可能です。

料金は印刷するページ数や選んだオプションによって異なります。事前にプリント予約サービスを利用して自宅で予約し、店舗で出力することも可能です。

コンビニのプリントサービスは、店舗によって操作方法が異なる点には注意しましょう。スマートフォンアプリで簡単に印刷予約できるコンビニも増えており、より便利になっています。

基本的に24時間いつでも利用できますが、サービス提供時間に制限がある店舗もあります。事前にサービス提供時間を確認しましょう。

オンライン印刷サービス

オンライン印刷サービスを利用すれば、自宅にいながら高品質な印刷物を手軽に受け取れます。店舗へ足を運ぶ必要はありません。ネットでデザインをアップロードして注文するだけで、短期間で届きます。大量印刷が必要な場合にも手軽に注文できる点が大きなメリットです。

オンライン印刷サービスでは、さまざまな印刷オプションや紙質を選べます。個人からビジネス目的まで幅広いニーズに対応可能です。割引やクーポンを使えば、コストを抑えて質の高いサービスが受けられるでしょう。

サービス選びでは、価格や納期、印刷オプション、送料などを比較することが重要です。デザインのアップロード前には、ファイル形式や解像度、カラー設定の確認が必要です。不明点やトラブルがあれば、カスタマーサポートやデザインサポートを活用して解決しましょう。

Canvaデザインの印刷用PDF作成方法

Canvaのデザインを印刷する際は、印刷用PDFを正しく作成することが重要です。Canvaの印刷用PDFは誰でも簡単に作成できます。適切に手順を踏めば、イメージ通りの印刷が可能です。

印刷用PDFの設定とオプション

印刷用PDFを作成する際、さまざまな設定とオプションがあります。PDFの品質選択は印刷物の品質に直結します。用途に合わせて適切な品質を選びましょう。

カラーモードは、CMYK(※1)やRGB(※2)など印刷環境に合わせて選ぶのが重要です。ページサイズや印刷の向き、余白設定は印刷物の見栄えに大きく関わります。慎重に選びましょう。

フォントの埋め込みは一貫性を持たせる上で重要です。透明度調整やオブジェクトのロック解除、画像の圧縮設定も印刷物に影響します。ハイパーリンク(※3)を埋め込めば資料はより便利になります。

印刷業界の標準規格に合わせるため、PDF/X(※4)に準拠したファイルを作成するのがおすすめです。印刷用PDFの設定とオプションを適切に行えば、イメージ通りに印刷できます。

※1 CMYKとは、色の表現方法のひとつ。プロセスカラーとも呼ばれます。カラー印刷する場合はCMYKが標準色です。
※2 RGBとは、Red(レッド)、Green(グリーン)、Blue(ブルー)の頭文字を取ったものです。RGBは光の三原色であり、パソコンやタブレット、テレビなどのディスプレイにおいて、光で色を表示する際に使われます。
※3 ハイパーリンクとは、ハイパーテキストによって複数の文書データを結び付ける役割を持つ文書データに埋め込まれた参照情報を指します。 ハイパーテキストは、文書データ上の画像やテキストなどをクリックすることで別のページに移動する仕組みのことです。
※4 、PDF/Xとは、PDFファイルの相互交換性に関する規格のことです。国際標準規格であるISO15930により規定されています。

PDF保存前のチェックリスト

Canvaでデザインを作成した後は、PDF保存前に最終チェックをしましょう。予期せぬ印刷トラブルを防げます。

  • テキストのスペルミスや文法の誤りがないか
  • 画像の解像度が十分か、ピクセル化していないか
  • 全てのフォントが正しく表示されているか
  • ページレイアウトが適切に配置されているか
  • 余白が均一に設定されているか
  • ハイパーリンクが有効か
  • カラーモードが印刷に適したCMYKになっているか
  • ファイルサイズが適切か、印刷サービスの要件を満たしているか
  • 重要なテキストや要素がトリムライン(切り取り線)にかかっていないか
  • 文書のプロパティが正確か(著者名、タイトルなど)
  • PDFのバージョンが印刷先でサポートされているか
  • デザインに一貫性が保たれているか

チェックを念入りに行えば、デザインはイメージ通りに印刷できるでしょう。

印刷品質を左右するCanvaの設定ポイント

Canvaの設定は印刷品質を左右します。適切な設定をすれば、印刷品質は格段に向上し、想定した通りの仕上がりが期待できます。

カラーモードの選択

カラーモードの選択は、印刷結果の品質に直接影響を与える重要な設定です。カラーモードには、RGB(※1)モードとCMYK(※2)モードの2種類があり、それぞれ用途は異なります。

デジタルディスプレイで画像を表示する場合はRGBモードが適しています。印刷物を作成する際はCMYKモードを選択するのが一般的です。Canvaのデフォルト設定はRGBモードなので、印刷用のデザインを作成する際はCMYKモードに変更しなければなりません。

印刷会社の要件に合わせてカラーモードを設定すれば、ディスプレイで見る色と印刷結果の色の差を最小限に抑えられます。

※1 RGBとは、Red(レッド)、Green(グリーン)、Blue(ブルー)の頭文字を取ったものです。RGBは光の三原色であり、パソコンやタブレット、テレビなどのディスプレイにおいて、光で色を表示する際に使われます。
※2 CMYKとは、色の表現方法のひとつ。プロセスカラーとも呼ばれます。カラー印刷する場合はCMYKが標準色です。

解像度と画質の関係

解像度は画質に大きく関わる要素です。解像度は画像の細かさを示す数値で、単位にはdpi(ドット毎インチ)やppi(ピクセル毎インチ)が用いられます。解像度が高いほど、細部まで鮮明に表現可能です。

印刷に適した最低解像度は300dpiとされています。300dpiを下回ると、画像や文字がぼやけてしまう恐れがあります。文字情報が多いデザインでは、低解像度だと読みにくくなってしまうため、特に注意しましょう。

希望の印刷サイズに合わせて適切な解像度を設定することが、高画質で印刷するカギです。

フォントの埋め込み

フォントの埋め込みは印刷の際非常に重要です。イメージ通りにデザインを印刷するには、PDFを作成する際に使ったフォントをPDFファイルに埋め込む設定が欠かせません。どのプリンターでも、デザイン通りの出力が可能になります。

PDFエクスポート時に「PDF-プリント」オプションを選択すれば、フォントの埋め込みが可能です。ライセンス制限があるフォントが存在します。使いたい場合はライセンスを遵守するか、代替え可能な他のフォントへ変更しなければなりません。

フォントを埋め込むとファイルサイズが大きくなりますが、印刷品質の維持のためには不可欠です。品質を最優先する場合は、ファイルサイズよりも埋め込みを優先すべきです。

Canvaで起こりがちな印刷トラブル

Canvaを使ってデザインを印刷する際、さまざまなトラブルが発生します。

印刷がずれる

Canvaでデザインしたものを印刷する際、印刷位置がずれる場合があります。原因はいくつか考えられます。

  • 用紙サイズの設定が不適切である
  • プリンターの用紙ガイドが正しく調整されていない
  • Canvaのデザインのプリンター設定が対応していない
  • プリンターのフィード(紙送り)に問題がある
  • Canvaデザイン上の余白設定が不適切である
  • プリンタードライバの不具合や設定エラーがある
  • 印刷プレビューでの確認が不十分である
  • 用紙の種類や重さがプリンターに適していない

印刷前にプリンターの設定やCanvaのデザイン設定を丁寧に確認し、必要に応じて調整を行うことが重要です。正しい設定をすれば、印刷がずれるトラブルを未然に防げます。

色味が違う

デザインの色味がモニター上と印刷物で異なる場合があります。モニターがRGBモードで色を表示するのに対し、印刷ではCMYKモードを使用していることが原因です。紙の種類や質感、プリンターの色彩設定、インクの種類なども、色味に差が出る原因となります。

デザインソフトとプリンターのカラープロファイルが一致していないと、思わぬ色の違いが発生することもあります。照明によっても色の見え方が変わるので、同じ環境で色を確認することが重要です。色味の違いが発生する要因を把握しておけば、印刷時の色の違いを最小化できます。

文字や画像がにじむ・荒れる

印刷した際に文字や画像がにじんだり荒れたりするトラブルには、さまざまな原因が考えられます。

  • プリンターのインクまたはトナーが不足している
  • プリンターの解像度設定が低すぎる
  • 紙の質が悪い、印刷に適していない
  • Canvaのデザインの解像度が低い
  • プリンターヘッドが汚れている
  • プリント設定で適切なメディアタイプが選択されていない
  • CanvaファイルのカラーモードがCMYKでない
  • 印刷するファイルの画像が元々の解像度より拡大されている
  • プリンタードライバが古いか、最新のものではない
  • プリンターが過熱している

適切な対応を取れば、印刷時の品質問題は防ぐことが可能です。

まとめ

Canvaで作成したデザインを印刷する際には、押さえておきたいポイントがあります。自宅のプリンターやコンビニのプリントサービス、オンライン印刷サービスそれぞれの利用方法を把握しましょう。印刷用PDFを作成する手順と設定の理解も欠かせません。

カラーモードや解像度、フォントの埋め込みなど印刷品質に直接影響する設定には細心の注意を払うべきです。PDF保存前にはチェックリストで最終確認しましょう。

適切な対策を行えば、印刷がずれる、色味が異なる、文字や画像がにじむなどのトラブルを防ぎ、イメージ通りに印刷できます。
» Canvaの使い方を徹底解説

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